通行止め期間について
青森県鶴田町の津軽富士見湖に架かる「鶴の舞橋」は、老朽化による補修工事のため、令和5年度から令和7年度にかけて大規模改修を実施しています。それに伴い、一部期間、鶴の舞橋は全面通行止めとなります。
青森県鶴田町の津軽富士見湖に架かる「鶴の舞橋」は、老朽化による補修工事のため、令和5年度から令和7年度にかけて大規模改修を実施しています。それに伴い、一部期間、鶴の舞橋は全面通行止めとなります。
なお、通行止め期間中も、鶴の舞橋の見学は可能です。また、工事期間中、特別イベントも予定しており、内容については鶴田町観光ウェブマガジン「メデタイ・ツルタ」にて順次ご案内いたします。
ご来園くださる皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。
日本一なが~い木造三連太鼓橋「鶴の舞橋」について
「鶴の舞橋」と「廻堰大溜池」
青森県津軽平野のほぼ中央に位置する鶴田町にある全長300mの木造三連太鼓型「鶴の舞橋」は、岩木山の荘厳で美しい山勢を写す津軽富士見湖(廻堰大溜池)の管理用施設であるとともに、100mごとに休憩や小イベントに使うことのできるステージを配した、地域の憩いの場としての役割も果たしている歩道橋です。
その遠景は、鶴の飛翔を想起させるデザインと高欄には蛍をイメージした灯光器具が埋め込まれており、緩やかな三連のアーチ姿が夜間でも湖面に写します。
木造三連太鼓橋としては日本最長である鶴の舞橋は、なが〜いき(長生き)ができるとも言われ、地域だけでなく、観光客にも親しまれてきました。伝統と文化の象徴として今後もその文化や技術、そして木の温もりを次世代に伝える橋であり、これまで定期的な点検と適切な補修により、維持管理されてきた全国的にも貴重な橋です。
建設当時の様子
渡り初め式
これまでの歩み
津軽富士見湖の愛称で親しまれている「廻堰大溜池」は、約360年前、津軽藩主の命により新田開発の貴重な用水源として造られ、その堤防は日本一の長さを誇り、「ため池百選」にも選定されています。そんな廻堰大溜池に架かる橋として、平成3年から3年間の工期で施工されたのが鶴の舞橋です。工事は渇水期(11月〜翌3月)に3期に分けて行われ、平成6年7月8日完成。「鶴の舞橋」の名称は完成にあわせて公募により命名されました。
鶴の舞橋の建設と並行して、橋の北岸に富士見湖パーク、南岸に丹頂鶴自然公園を整備することにより、津軽富士見湖を活用した観光客のにぎわいが盛んになりました。
概要
名称 | 鶴の舞橋 |
---|---|
長さ | 300メートル(なが〜いきの橋) |
幅 | 3メートル |
橋脚の径 | 直径30センチ4メートルを越す長丸太600本余 |
使用材料 | 青森県産「ひば」1等材 |
最も高い所 | 湖底面より8メートル |
中間2箇所の休憩所 | 大ステージ:10メートル×21メートル |
小ステージ:9メートル×9メートル | |
親柱 | 直径60-60センチメートル(樹齢400年以上) |
溜池名称 | 廻堰大溜池(まわりぜきおおためいけ) |
溜池通称 | 津軽富士見湖 |
開通 | 平成6年7月8日 |
住所 | 〒038-3542 青森県北津軽郡鶴田町廻堰大沢81-150 |
未来への歩み
「鶴の舞橋」の供用開始から30年近くが経過し、木材の傷みによる欠損などが見られるようになったことから、橋脚の補強や床板の交換による長寿命化を図るため、大規模改修工事を実施する運びとなりました。
工事は令和5年度から令和7年度の間、廻堰大溜池がかんがいを終える9月から翌年に向けて貯水を始める12月の間、3期に分けて行われ、その工事期間中は橋が通行止めとなります。 橋の外観に大幅な変更はなく、今後の維持管理のしやすさなどを考慮して床板をすべて青森県産スギ材に張り替える予定です。日本古来の木を活用した伝統と文化の象徴である鶴の舞橋は、豊かで美しい景観を守りながら令和8年3月、生まれ変わります。